この男のコメディはかなりキツイぞ!


サシャ・バロン・コーエンのキャラ

サラ・バロン・コーエンにはブルーノの他にバラットというキャラクターでもよく知られています。バラットはカザフスタン人のジャーナリストという設定での役になっていますが、イギリスで大人気になった後にアメリカでも公開されてアメリカでも大人気になりました。でも・・ボラットは実際のカザフスタン政府とはとても険悪な関係です。

爆笑作品特集

ボラットの映画

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は2006年に公開されたサシャ・バロン・コーエン主演の映画ですが、公開後3日間の全米映画興行収入ランキングは、2645万ドルで初登場1位になりました。

サシャ・バロン・コーエンが扮するのは、カザフスタン人ジャーナリスト『ボラット・サグディエフ』です。このボラットによるドキュメンタリー映画という形式のモキュメンタリー(ドキュメンタリーをもじった)コメディ映画です。

ストーリー

カザフスタンのテレビレポーターのボラットは、ある日、情報省(架空の政府機関)の依頼でアメリカに飛んで、複数のアメリカ人にインタビューをして、その経過をドキュメンタリー化するという任務につくことになりました。

そのため本編では、ボラットが自己紹介を兼ねて彼の村と村人たちを紹介するところから始まります。彼の村は全体的に貧しくて、男尊女卑の社会です。男が妻の引く大八車に乗って移動していたり、妹のナターリャはカザフスタンでベスト4に入る娼婦で、誇らしげにトロフィーを抱えています。また反ユダヤ主義的思想が定着しているので、定期的に行なわれる『Running of the Jews』(ユダヤ人追い祭り)というイベントはハリボテでつくられた巨大で醜悪な顔をしたユダヤ人の夫婦が村人を追い回して、「メスのユダヤ人」の方が生む「ユダヤ人の卵」を村人が壊して終わるというものです。

(実際に撮影に使われたのはルーマニアのジプシーの集落で撮影されました)

番組のプロデューサーの、アザマットと一緒にニューヨーク空港に到着したボラットです。まずは地下鉄の列車の中で近くにいる男性全てに挨拶をして回ります。なぜすべての男性に挨拶をするかというと、男尊女卑の村がバラットの出身地なので、女性は挨拶する価値がないという設定なのですべての男性に挨拶します。そしてボラットは相手の顔に2、3度キスをするというアメリカでは珍しい習慣が受け入れられずに苦労します。そのうちふとしたことから荷物に入っていたニワトリが飛び出して、列車内は大混乱に陥りますが、最終的にニワトリは捕まえられて、下車したボラットたちはホテルに到着します。

ホテルに泊まるのは初めてのボラットは、チェックインする時に宿泊料金を値切ろうとしたり、部屋に案内される途中のエレベーターを客室と勘違いして荷持つを解きはじめたり、またテレビのリモコンの使い方がわからいのでホテルのインフォメーションの静止画像を3時間ほど眺めて、「番組が始まらない」とクレームをつけたりします。そして、リモコンの操作方法を教えてもらった彼は運命の出会いをするのでした。『ベイウォッチ』に登場するパメラ・アンダーソン演じるC・J・パーカーを見たボラットは一目で恋に落ちて、彼女と結婚したいと思うのですが、ボラットはすでに既婚者なので、故郷の妻からは「浮気しようもんならペニスをへし折ってやるわよ」と釘を刺されている身だったのでした。

悶々としていると故郷から電報が届いて、ボラットの妻が突然の亡くなったことを告げられます。ボラットは大喜びして、C・J・パーカー「彼女の初めての男」になって結婚するために、アズマットを説き伏せて『ベイウォッチ』のロケ地カリフォルニアに向かいます。アメリカの運転免許を取って、中古のアイスクリーム屋台を購入して、アメリカ横断の旅を始めるのでした。

映画の中の言葉

カザフスタン・・・劇中ではカリウムの世界一の輸出国家で、隣国のウズベキスタンとは険悪です。ユダヤ人に対する偏見が強いので、年に一度ユダヤ人追い祭りが行われています。男尊女卑のもとで女子の平均寿命が低く、幼女のうちに嫁いで40代を前に老衰死します。

クーセク・・・ボラットの生まれ故郷の村です。治安は悪くて、村人は平気で犯罪行為をします。

ヴィロ・・・ボラットの弟です。映画の中で名前が頻繁に登場しますが正式に紹介はされていません。一緒に卓球を行ったりしていた人物が彼です。テレビ版の設定ではボラットと一回り年が違っていますが、ここ数年で口ひげを生やしています。知的障害者でもあるので家族からからかわれています。

ヤマク博士・・・カザフスタンの科学者でボラットの隣人です。テレビ版では家畜の牛をボラットが侮辱して喧嘩になって、文明的な方法で決着を付けました。カザフスタン国内では優秀な科学者として評価されているらしく、女性の知能指数は男性に劣るという論文を出しています。

ヌースルタントル・ヤク・バイ・・・ボラットの隣人です。ボラットとは険悪で、家の内装や家電装備で何かと張合いを持っています。

ウルキン・・・ボラットの知人です。悪質なレイプ魔ですが、住む村が男尊女卑なので、淫らなやんちゃ坊主くらいにしか思われていません。

ボラットの妻・・・映画では「オクサーナ」という恐妻だけが紹介されていますが、テレビ版では一夫多妻政のようで妻が3人に愛人が1人います。

コーキーブンチャク・・・ボラットが好きなカザフスタンのポルカバンドです。本編のエンディングで流れていた曲もそうです。(ファンファーレ・チョカルリアがステッペンウルフの『ワイルドでいこう!(Born to Be Wild)』を編曲したもの)

腹が捩れる程笑いたい貴方へ…

モニュメンタリー

カザフスタンのジャーナリストになりすまして接見して、文化の違いを称してわざと相手の嫌がるような言動でトラブルを起こすのが基本スタイルになっていますが、社会風刺やタブーへの突っ込み、皮肉などが含まれています。一部では俳優を使った芝居もあることにはありますが、だいたいは映画の撮影と知らされていない人々が実際にインタビューを受けています。このため撮影中に幾度も本物の揉め事になっています。

過激な内容で話題のイギリスのコメディ映画を観た?!かなり強烈!!セレブだろうが政治家相手でも容赦なし!

この男のコメディはかなりキツイぞ!
話題のアレ

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